玄関に広がる土間空間は、まるでホテルのロビーのようなくつろぎのスペース。LDKと繋がり、家族の気配がいつでも感じられるラウンジ空間があるお家。

造成団地の区画全体の⼀つ⼀つがゆとりを持った計画になっている中の⼀⾓の敷地で、南側は1m程度低く隣地との視線のずれもあり、プライベート空間も⾃然に作りやすい環境でした。

リビングは吹き抜けがあり広く開放的に、⽞関の⼟間から繋がりがあり、かつ道路からは⾒え難い空間にしたいと言うのが⼀番のご要望でした。このご要望を伺った時にイメージしたのがホテルのロビーのような、⾮⽇常感に浸れる空間でした。そのイメージをコンセプトにプランの組み⽴てを進めていきました。 居室に関しては実質的な部屋の広さは必要なく、⽔廻りや収納は機能的にしたいリクエストでしたので希望のご予算でまとまっていきました。

気持ちの良い光がどこにいても感じられ、つながりのあるラウンジリビングは家族の帰りを迎えてくれます。 慌ただしい⽇々の中で家族との共有時間が⼀番の価値につながる暮らしのご提案になったと思います。

グレーの塗り壁に、無垢板張りの軒天がアクセントに。斜めに開いた玄関部分の外壁が、家族や来客を温かく迎え、包み込むようなイメージです。

ラウンジのようにくつろげる土間空間は、椅子を置いてお客さまとゆっくりお話をしたり、お子様と遊ぶスペースになったり、使い方はさまざまです。

キッチンバック収納は引き戸でスッキリ隠せる仕組みに。パントリーもあり、収納量はバッチリ。ダイニングの横にはデスクコーナーも設置しました。

吹き抜けと大きな開口を設け、明るく開放的なリビング。 スケルトン階段にすることで、圧迫感が少なく、1階と２階も緩やかにつながります。

階段下空間を有効活用しヌックスペースに。「ヌック」とは、居心地のいいこじんまりとした場所のこと。壁の上部はオープンになっているので、閉塞感を感じない、ちょうど良いおこもりスペースです。

お家のほぼ中央にあり、どこからでもアクセスしやすい洗面スペース。造作の木目カウンターや竹材を使用したミラーが優しい雰囲気です。

シンプルでコンパクトながらも機能的なランドリールーム。