どこにいても太陽の光が包み込む住まい。 玄関入ってすぐの手洗いスペースや、日々学びを深められるご夫婦のための寝室からつながるワークスペースは、まさに今の時代には欠かせないものです。子どもがどこにいても見守ることのできるリビング・階段下のスタディスペースで、いつも家族がつながっていられる空間に。

北側に道路、南側は川が⼀望できる⼟地、周囲は古くからある住宅街の⼀⾓に計画しました。住⺠同⼠のコミュニケーションも活発に⾏われるこの街に対してスムーズに溶け込んでいけるように、家の外観は解体以前の建物を継承し、そこにあることに違和感が持たれないような外観を⽬指しました。

また、家の前後に植栽を持たせ、街と川とをやわらかく繋ぐ緩衝材の役⽬を持たせました。家の内部から⾒える、川の向こうにどこまでも続いていく空を感じながら、穏やかな時間が流れる空間としました。

リビングの窓際に設けたベンチはお子様の遊び場所として、そして遊んだものを片付ける収納場所として活躍します。心地よい陽を浴びながら読書などをする場所としても。

アイランドキッチンに、ダイニングテーブルは横並びに設置。配膳や片付けの動線がスムーズで、お子様も自発的にお手伝いしやすくなります。また階段下のスタディスペースは、キッチンやダイニングテーブルから見守ることができ、家族とのコミュニケーションが取りやすい距離感が◎

寝室の中にはワークスペースを設置。しっかり集中する時間と、休息をとる時間、それぞれが近い距離で実現するのが嬉しいポイントです。

子ども部屋は建築時は1部屋とし、将来家具などで仕切れるような間取りに。部屋に入るドアと、ベランダに出られるサッシ、さらにウォークスルークローゼットが、個室にした場合それぞれの部屋にどちらも配置されるようになっています。

洗面脱衣室とランドリールームを同じ空間に。 洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりできるカウンターも設置しました。 室内干しスペースの上には天窓を設置し、より明るく洗濯物が乾きやすい環境になっています。

周囲に溶け込むような、優しい外観デザインです。